カーネーションは、フリルのような花弁が重なってとても華やかなお花です。
特に『母の日』に感謝の気持ちを込めて贈られるイメージがあるお花かと思いますが、カーネーションは1年中お花屋さんで流通しているので、様々な場面で活躍するお花です。
カーネーションのお花の魅力と共に、色や本数ごとの花言葉からカーネーションが喜ばれるシーンなども含め、元お花屋さんの視点をまじえてご紹介します。
カーネーションのお花の特徴
カーネーションのお花の名前の由来は諸説あるそうですが、代表的なのはラテン語の「Carneus(肉色の)」という言葉に由来するという説と、イギリスで冠を飾る際に使われる花が、カーネーションだったため「Coronation(戴冠式・戴冠)」という言葉がしだいに転訛していったという説です。
日本には江戸時代初期に、オランダから渡来してきました。
ナデシコ科のお花で、毎年4月~6月頃、9月~11月頃にお花を咲かせる多年草の植物です。
原産地は、地中海沿岸の地域とされていて、古代ギリシャの時代から人々の手によって栽培されていました。
カーネーションの品種数は、現在では約3000種類あります。日本では約1,000種類ほど流通していると言われ、大人気のお花です。
カーネーションの花言葉に怖い意味はない
カーネーションのお花には、怖い意味のある花言葉はありません。ただ、黄色のカーネーションには「嫉妬」「軽蔑」などのネガティブなイメージの花言葉や、濃い赤色だと「私の心に哀しみを」「欲望」、複色(絞り)だと「綺麗だけど切ない」「愛の拒絶」「私はあなたの奴隷になる」という花言葉があります。
また、白色はポジティブな花言葉が多いのですが「亡き母を偲ぶ」という意味もあり、母の日の贈り物には気をつけたほうが良いでしょう。
また、紫色も「誇り」「気品」といった花言葉がある反面、「変わりやすい」「きまぐれなこと」という意味もあるので、渡す方によっては注意が必要かもしれませんね。
カーネーションの花言葉【色編】
カーネーションのお花の花言葉は全体だと「無垢で深い愛」です。
まさに「母の日」に贈るのにピッタリな花言葉ですね。
他にも、「女性の愛」や「感覚」「感動」「純粋な愛情」という花言葉もあるそうです。
カーネーションには色ごとにも花言葉があるので、色ごとの花言葉をご紹介します!
赤のカーネーション

赤のカーネーションには、「母への愛」「母の愛」「深い愛」「敬愛」「愛を信じる」「あなたに会いたくてたまらない」「熱烈な愛」「純粋な愛」「感謝」という、母の日にピッタリな花言葉があります。
普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちを、お花に込めてプレゼントすると素敵ですね!
濃い赤のカーネーション

濃い赤のカーネーションには、「心に哀しみを」「欲望」という花言葉があります。赤い色が濃くなるだけで少しネガティブな花言葉に変わりますので、大切な人にプレゼントする際にはご注意ください。
ただ、シックな濃い赤色のカーネーションは、大人っぽい雰囲気がありますので、他のアンティークカラーのお花とあわせてプレゼントすれば、とてもお洒落になります!
白のカーネーション

白のカーネーションには、「純粋な愛」「純潔」「尊敬」「私の愛は生きています」「かわいくて愛らしい」「愛の拒絶」「亡き母を偲ぶ」という花言葉があります。ウェディングでもよく利用される色ですが、一部の花言葉は少し気になる意味もありますね。
母の日には避けた方がいい色ですが、他の色のカーネーションとミックスするとパステルカラーがとても可愛い花束になりますので、ポジティブな意味の花言葉だけ伝えてプレゼントしてもいいかもしれません。
ピンクのカーネーション

ピンクのカーネーションには、「女性の愛」「熱愛」「上品」「気品」「美しい仕草」「あなたを決して忘れません」「母の愛」「感謝の心」「温かい心」といった、優しいピンク色にふさわしい素敵な花言葉をもっています。
ウェディングでもとっても人気ですが、母の日のプレゼントや発表会のイベントにも人気です!トゲのないカーネーションは小さなお子様の発表会にプレゼントしても安心です。
紫のカーネーション

紫のカーネーションには、「誇り」「気品」といった上品な花言葉がある一方、「変わりやすい」「気まぐれ」などの少しネガティブな花言葉があります。
目上の方などのプレゼントにシックな紫はとてもあいますが。ネガティブな意味の花言葉で勘違いされないよう、他のお花とあわせて贈ってみてはいかがでしょうか。
オレンジのカーネーション

オレンジのカーネーションには、「熱烈な愛」「あなたを熱愛します」「純粋な愛」「清らかな慕情」「一途な想い」と、告白にピッタリな花言葉を持っています。
夏のお花ですが、ひまわり(ヒマワリ)の花の花言葉である「あなたを見つめる」と組みあわせてプレゼントすれば、さらに情熱的なメッセージになり人気です。
緑のカーネーション

緑のカーネーションには、「癒し」「純粋な愛情」といった優しい緑色にふさわしい花言葉を持っています。緑のカーネーションはパステルカラーなので、他のお花との組み合わせも抜群にいいです。特に薄いピンクと黄色のカーネーションとあわせると、その可愛さにうっとりするほどで、ウェディングの装飾にも利用されます。
黄色のカーネーション

黄色のカーネーションには、「美」「友情」という友達に贈るにはピッタリな花言葉と、「軽蔑」「拒絶」「嫉妬」「あなたには失望しました」「侮辱」・「軽視」・「愛情の揺らぎ」といった、ネガティブな花言葉があります。大切な人にプレゼントするときは、他のお花と組みあわせてプレゼントしたほうがよさそうですね。
複色のカーネーション

複色のカーネーションとは、花びらの縁の色が違ったり、また花びらの色がグラデーションになっているものです。花言葉は「綺麗だけど切ない」「愛の拒絶」「私はあなたの奴隷になる」と、あまりポジティブな意味はありませんが、とても綺麗なお花なのでプレゼントには人気です。
青のカーネーション

青のカーネーションは「永遠の幸福」という花言葉をもっています。カーネーションはバラ(薔薇)と同様で青色の色素を持たないお花です。人工的に青い色素を吸わせて花びらを青くしたカーネーションはありましたが、青い色のカーネーションは自然にありませんでした。
しかしサントリーフラワーズとオーストラリアのフロリジン者が共同で研究し、青色の色素を持つ「ムーンダスト」という品種が開発されました。ブライダルのサムシングブルーのように「青」は幸福への思いを込めた色です。「永遠の幸福」という花言葉がピッタリの花言葉ですね。
レインボーのカーネーション

レインボーのカーネーションは「感謝」という花言葉があります。自然界にはなく、オランダの特殊な染色技術と染料によって、7色に染められたものがレインボーカーネーションです。花びら1枚1枚がそれぞれ色違いになっていて、記念日やお祝いごとにピッタリなカラーと花言葉です。
カーネーションは本数によって花言葉は変わらない
カーネーションのお花は本数によって花言葉が変わることはありません。ただし、花束の本数ごとには色々な意味の花言葉がありますのでご紹介します。
| 1本 | 「わたしの運命の人はあなたです」 |
| 3本 | 「あなたを愛しています」 |
| 4本 | 「一生愛し続けます」 |
| 6本 | 「わたしはあなたに夢中です」 |
| 7本 | 「ひそやかな愛」 |
| 8本 | 「思いやりに感謝」 |
| 9本 | 「いつまでも一緒にいよう」 |
| 11本 | 「最愛の人」 |
| 12本 | 「恋人になって」 |
| 40本 | 「永遠の愛を誓います」 |
| 50本 | 「永遠」 |
| 99本 | 「永遠の愛」 |
| 108本 | 「私と結婚してください」 |
本数の花言葉は、お花の種類とは関係ありませんので、『贈りたいお花の花言葉』と『渡す本数の花言葉』と組みあわせてメッセージを込めてみてください!
カーネーションのプレゼント!おすすめのシーン別にご紹介
カーネーションのお花は、プレゼントとして大変人気のあるお花です。
お花屋さんでは1年中入荷があり、どんな記念日やイベントにもおすすめさせていただいていました。特にお花屋さんでカーネーションをよく利用される場面をご紹介します!
母の日
カーネーションといえば、やっぱり「母の日」ですね!
赤やピンク、オレンジなど、明るい花色のカーネーションは花言葉と合わせてプレゼントすると、とっても素敵です。
また、カーネーションは他のお花との組み合わせも相性がいいので、他のお花とあわせて贈るのもおすすめです。
お誕生日
カーネーションのお花はトゲ(棘)がなく、どんな年齢層の方が触れても安心なので、お誕生日のお花にとてもおすすめです。お花の色も豊富なので、贈る方の好きな色でまとめた花束もとても人気でした!
送別会・送迎会
カーネーションのお花は、送別会や送迎会にもおすすめです!
季節を問わずお花屋さんにありますので、花束やアレンジメントのボリューム出すのにもピッタリです。カーネーションは可愛らしくも華やかなお花なので、男性にも女性にも喜ばれます。
結婚式
カーネーションのお花の中で、特に白やミントグリーンのカーネーションはウェディングに大人気です!バラほど単価も高くなく、花持ちも良いため暖かい室内でも元気でいてくれます。そのほか、パステルカラーのカーネーションは優しい雰囲気をだしてくれるので、特に式場の装飾などに人気です。
長持ちするカーネーションの選び方3つのポイント
カーネーションの切花を選ぶとき、せっかくならなるべく長持ちして欲しいですよね。
どんなポイントを見ればより鮮度がいいか、お花屋さんは3つのポイントを見て選びます。
・お花の中心からめしべが出ていない
・茎についている葉のハリがある
・ガクの全体が緑色でハリがある
カーネーションは花びらが散るように枯れるのではなく、しぼむように枯れていくので鮮度をみるにはお花以外のところをしっかり確認します。
鉢物の場合は全体の半分ほど咲いていて、全体的にまとまりがあり、蕾も大きめで色がついているものが多いものを選ぶのがコツです。
もらったカーネーションの花束のお手入れ方法
カーネーションは日光を好みますが、切花にしてしまうと、やはり涼しい場所に置くのがおすすめです。そして、残念なことに切花のカーネーションの小さな蕾は高確率で咲きません。もったいない気もしますが、小さな蕾は取り除き、いま綺麗に咲いているお花がたくさんお水を吸えるようにしてあげてください。
また、「不要な葉を取り除く」「茎を切る際には節の上を斜めにカットする」「こまめに花瓶の水を替える」などしていただけると、よりカーネーションのお花が長持ちします。
特に茎についているカーネーションの葉は細長く柔らかいため、水に浸かっているとお水が汚れる原因になりますので、水替えのタイミングで取り残しがないようチェックしたほうが良いでしょう。
まとめ
カーネーションの色・本数別の花言葉を中心に、プレゼントするのにおすすめの記念日や、お手入れ方法もご紹介させていただきました。
1年を通して手に入れられるので、ぜひご自宅用に、また大切な人との記念日にプレゼントしてはいかがでしょうか!

